breed」カテゴリーアーカイブ

生後6ヶ月のグーちゃん、フリスビー大会デビューしました!

我が家のbiscuitの子で、高知県在住の岡林プラン(黒♀)が生んだ子犬で、我が家の子になったグーちゃん(生後6ヶ月)がJFAのフリスビー大会でデビューしました。

まずは、いちばん下のエントリークラスのレトリーブ大会からの出場です。
天気は薄曇りながら、30℃越えの暑さと梅雨明け前の高湿度という、わりと過酷な条件での大会となりました。
前日夜、大雨が降ったそうで、芝生は水をたっぷり含んだ超重馬場です。
芝は刈り込んでありますが、やや長めでみっちり詰まった状態。
今回、我が家の犬たちの爪はやや長めだったので、ちょうどよかったです。

グーちゃんの大会会場の体験は、今回が4回目。
それでも、会場内の芝生を散歩すると、他の出場犬やしらない人たちが行き交う姿をみて警戒していました。
近づいてきた犬に『ワウォーン!オン!オン!』といっちょまえに吠えてみたり、
コート内でフリスビーを追うボーダーコリーの姿を見て『俺にもやらせろー!』とリードをひっぱったり、
まあいろいろと反応していました。

さて、子犬のデビュー戦のとき私がやることを書いてみます。
まず、子犬にコート内で何をするのかみせてやります。
他の犬がゲームをやっているのを見せ、犬がディスクをキャッチしたら小声で『ヨシ!』とか『もってこい!』とか、
『早く!』とか『グーちゃんよーし!』とかいってきかせます。
そして、これからグーちゃんもやるんだよ♪がんばれよ!といっておきます。
子犬が食いしん坊のときは、小麦粉のラインを食べちゃだめだよ!と教えておくことも重要です。

そんなこんなで、いよいよグーちゃんの出番前、コートの入り口でスタンバイしようと歩いてむかっているときです・・・
ふと見るとグーちゃんの肛門がふくらんだりしぼんだりしてきました!
これは緊急事態💩です。
出番は次ですが、出すものを出してからでないと、ワンツーフィニッシュ💩(糞尿行為で即時終了!)になってしまいます。
あわてて少し離れたところまで走り『ワンツーワンツー!!』と排便をうながします。
出番まで30秒をきったところで、無事ワンツー終了♪ギリギリセーフ。
すっきりした状態で、デビュー戦1ラウンド目に挑むことができました。(笑)


グーちゃん、初出場ながら、なんの問題もなく、非常にスムースにゲームを終えることができました。
これから手渡し練習を積み重ねていけば、バッチリです。

この日、ドリちゃんピンちゃんの2頭は、公式オープン選手権に出場しました。

1ラウンド目、風は微風の向かい風。
ピンちゃんは1投目から5投目まで連続キャッチを決めて、最後の6投目!
欲張って8Pを狙った私のスローがギリギリで痛恨のエッジアウト。
28Pでした。

ドリちゃんは、私が3投目に投げたど真ん中の中段のややライナー気味のスローを大きくはじいてしまいキャッチミス。
5投中4投キャッチの22Pとやや出遅れました。

2ラウンド目、風は微風の追い風。
1ラウンド終了時点でトップは30P。
ピンちゃんは2ポイント差で2位につけていました。
風はいい状態だったのでロング5本狙いでもよかったのですが、暑いし湿度も高いしダブルヘッダーの出場も考慮して体力温存することに。
ミドル5本で固くいく作戦を選択します。
無難に5本キャッチを決めて30P、合計58P。

つぎ、ドリちゃん。
決勝進出するには、まくらないといけない状況です。
30Pでは決勝ラウンド進出は無理と予想し、8Pエリアギリギリを狙って投げる作戦にします。
5投中4本8Pに入って、5キャッチで38P。合計56Pまであげてきました♪

予選の結果、ピンちゃん58Pで1位タイ、ドリちゃんは56Pで3位で決勝進出できました。

決勝ラウンド、ドリちゃんの3投目、私が痛恨のフットフォルト。
4キャッチするもポイントを伸ばせず30P、合計86Pで3位。

ピンちゃんは豪快に5キャッチを決め、36Pで合計94P獲得。
そのまま今シーズン初優勝!することができました。

しばし休憩ののち、ダブルヘッダーがはじまりドリピンの2頭で出場しました。
ピンちゃん1R目。いきなり2投連続のキャッチミス。(珍しくスカッ飛びでした)
暑さで疲れが出たのか、集中力が下がったのか?はたまた私の投げたディスクが取りにくかったのか(笑)
3投目から高めのゆっくり落ちてくる取りやすいスローに切り替えて、3投キャッチの24P。

ドリちゃん1R目。ロング3本交えて5投キャッチの36P。
ワンゲーム目にピンちゃんに負けたのがくやしかったのか、気合が入ってます(笑)

ピンちゃん2R目。確実に取れる高めのディスクでロング3本入れて5キャッチの36P。
合計60Pで2位。

ドリちゃん、2R目。同じく5キャッチの34Pを決めて合計70Pで1位。
ダブルヘッダーは1−2フィニッシュを決めることができました!

それにしても、飼い主のスローミス(エッジアウト)&フットフォルトがもったいなかった1日でした。
会津美里の会場とは相性がよく、今回も良い結果で終えることができました。

フリスビードッグを、速く走らせるためには

質問というか、問いをいただきました。

『戻りが遅いので、もっと速くなるようにしたいのですが、どうしたらよいのでしょうか?』

犬といっしょにフリスビーをやるようになり、大会に参加するといろいろな犬たちを見るようになります。

飼い主がディスクを投げると、犬は一生懸命走ってディスクを追います。
そして、ディスクに追いつきキャッチします。

だいたいどの犬も、地面に落ちたディスクを拾うよりも、空中でキャッチするほうが好きなようです。
なので、ディスクを追うときは、全力で走る犬がほとんどです。

さて、キャッチした後が問題です。
犬はキャッチしたあと、ディクスをくわえて飼い主のもとへ走ります。
そのときの、走り方ですが、

1.全力で走る
2.ゆっくり走る
3.トコトコ走る
4.歩き・・・

まあ、いろいろな犬たちがいるわけです。
1分間で何回スロー&キャッチができるかを競うのですから、なるべく速く帰ってきてほしいわけです。
さて、では、どうやって速く走って戻ってきてくれる犬に育てるか・・・についてです。

私がフィールド系のラブラドールを育ててきたごく狭い範囲の経験での話ですので、他の犬種などにはあてはまらないかもしれません。
あくまで私見ですので、その上でご参考にしてください。
私の育てた歴代の犬たちの大会動画を下にのせますので、戻りのスピードをみてください。


初代のくのちゃん。
走るピッチが速くて、戻ってくる姿を見ているだけでも嬉しかったです。


2代目ミンミン。
軽い走りですね。


3代目ビスケット。
ちょっと足が長くなってストライドが大きくなった分速くなった気がします。


4代目のドリちゃんピンちゃん。
6投入るようになりました。

①飼い主との関係性
まず、いちばん大事なことは、犬が飼い主のことを大好きである、絶対的に信頼していることです。
ノーリードでフリーにしているとき、飼い主が呼んだら全力で走って戻ってきてくれる、そんなふうに育てる。
飼い主のもとに戻ってきたら、犬をよく褒めてあげることです。
ただし、ごほうびのフードはNGです。私は訓練に関して、一切フードは使用しません。
飼い主のことがあんまり好きではない犬は、全力で戻ってこないでしょう。
叱られたり、説教されたり、ぺんぺんされたりするのはイヤですね。
犬に好かれる飼い主でいましょう。

②レトリーブしてきたら、よーくほめる
飼い主が呼んだら必ず喜んで戻ってくる!ができたら、つぎにレトリーブの段階です。

ただし、ディスクや物を投げる前に、犬が必ずくわえている物を離すように訓練しておく必要があります。
飼い主が手に持っているものを、『よし!』などのコマンドでくわえさせ犬とひっぱりっこをします。
犬はよろこんで引っ張り興奮してきます。そこで、『離せ!』や『ギブ!』『アウト!』などのコマンドですぐ離すように訓練します。
物を投げるのは、『ギブ!』や『アウト!』が完璧にできるようになってから、です。
これができていないと、持って帰ってきたディスクをくわえたまま離さないで、競技の1分間が終わってしまうチームになってしまいます。

さて、レトリーブの練習についてです。
はじめは、近くに投げてみます。
犬は拾って持って帰ってきます。
犬が持ってきたら、まずは犬の体全体を両腕でかかえて抱き寄せて、よーくほめてあげます。
持って帰ってきた物は、とりあげません。
『持って帰ってきた』という犬の行為を、よーくほめてあげます。
ディスクの大会では、すぐにディスクを取り上げて投げないといけませんが、練習の段階では時間は関係ないので、『持って帰ったら、飼い主にほめてもらえてうれしいな!』『ほめてもらえるから、がんばって持って帰ろう!』という気持ちにもっていきます。

もってきたよ!ほめてほめて!とだんだん戻りが速くなるはずです。
これがうまくいくようになると、犬はほめてもらうために、再度ものをなげてほしいので、もってかえってきたものをすぐ離すようになります。

③犬がキャッチして振り向いたら、飼い主が全力で逃げていく

②のレトリーブの段階が完璧に仕上がったら、ディスクの練習をはじめてもOKです。
最初は短い距離で、やさしい軌道のディスクで練習します。
そして、戻りの走りを速くするために、犬がキャッチして飼い主のほうを向いた瞬間に、飼い主は犬とは逆の方向へ思いっきり走るようにします。
犬は、飼い主が逃げていくので、飼い主めがけて全力で一生懸命走ります。
飼い主は疲れますが、とにかく一生懸命走って、犬に戻りは全力で走ることを覚えさせます。

④受け渡しは、人間に飛びつかせる
ラブラドールやゴールデンでは、ドッグロケットといわれるような、人間に飛びつく犬が多くいます。
うれしくて、ぴょんぴょん飛びつくようです。
ようは、飛びつくのが大好きなわけです。
ディスクをもってきた犬に、最後に飛びついて前足を人間にかけて、ディスクの受け渡しをするように訓練します。
ただ持って帰ってきて渡すのにくらべ、飛びついて渡すのは格別に楽しいようで、人間の手前10mくらいから人間までのスピードが落ちずに受け渡しができるようになります。
犬に飛び蹴りをくらわせられるような激しい衝撃があり、飼い主にとってはかなり辛いですが、戻りは確実に速くなります。

⑤犬が疲れている時には、フリスビーの練習は絶対にしない
どんなに優秀な犬でも、疲れているときは速く走ることはできません。
フリスビーの練習をするときは、犬がエネルギー充填率100%のとき、やるき満々のときにやりましょう。
練習をする公園につきました。犬をケージから出したら、ちょっと体をほぐさせて、短い距離(5Mくらい)を何回か投げて準備運動したら、あとは5〜8投くらい投げて犬のディスクの練習は終わりです。
少ない回数で毎回練習することで、犬は少ない回数で全力を出し切るように速く走るようになります。余力を残しておく必要がないことを犬に教えるのです。

飼い主が1日時間のある日ならば、1R目を9時ごろに、2R目を13時ごろに、FRを15時ごろに練習するとよいかもしれません。
余った時間は、飼い主のスロー練習に使えばいいですよね。
犬が疲れるほど、20投でも30投でもなげて、30分くらい休憩して、また20投でも30投でも投げるような練習をしていると、犬の戻りは遅くなります。
また、フリスビーの練習をするときに、『犬が興奮しすぎてコントロールできないから、犬を疲れさせてから練習する』という話も聞きますが、犬をコントロールできない飼い主のいいわけでしかありません。犬が興奮しても飼い主いうことを聞くように訓練するスキルを、飼い主が身につけましょう。
犬の興奮している激しいエネルギーを、『ディスクを絶対にキャッチしてやる!』という気持ちや、全力で戻るエネルギーに変えてやることが大切です。

1年ぶりにフリスビー大会に出場してきました

昨年12月にフリスビー大会デビューした我が家のドリちゃん、ピンちゃん。
もうすぐ2歳になる生後716日目のこの日、一年ぶりに、フリスビー大会に出場してきました。

昨年同様、2頭ともJFA(日本フリスビードッグ協会)の最上位クラスにあたる公式オープンクラスに出場しました。
午前中の1R目、2R目、ダブルヘッダーで午後の部の1R目、2R目の8R分ありますので、ごらんください。

昨年が4年ぶりの出場だったのですが、その後またちょうど1年あいて今回の出場となりました。
子犬たちの成長ぶりはみごとですが、残念ながら人間のほうがまったく思った様にディスクを投げられません!でした。
ミススローを連発は、まあ悪い見本だと思って見てください。
刺す(低いディスクを投げて、地面に突き刺さるようになってしまった状況のことです)、出す(ポイントエリア外にディスクを投げてしまうことです)、左右に曲げる(ディスクがあっちにもこっちにも飛ぶと、犬も迷惑ですよね)など、よくないスローが連発でした。
もし自分がこの動画を見せられて感想を求められたら『もっと練習しろ!』というに違いありません(笑)

さて、そんな中でもダブルヘッダーの午後の部は、ドリが36P+32P,ピンが38P+30Pで、2頭とも合計68Pとなかなか良いポイントで終われました。

実際私の投げたスローは?というと、右にも左にも犬の真上(死角)にも投げてしまった上、落ちぎわは右にも左にも曲げるというイチローなみの広角打法ならぬ広角スローでした。

犬たちは、ディスクの軌道をよく見て、よくキャッチしてくれたと思います。
普段の練習の成果ですね。(ノーコンスローでキャッチ練習してますので)

2頭とも10スロー連続フルキャッチでした。
ピンちゃんの2R目はコートアウトが一本あったので、コート内ならば36Pで1,2R合計74Pでした。

大会会場で、JFAのディスクを8枚購入しました。
手持ちの在庫がほとんどなかった、今後しばらくは練習できるかな?
でも、JFAのディスクは冬場はすぐ割れるので、練習は無理かもしれません。
いま練習で使っているのは、ヒーローディスクのHDXです。
これで練習したあとに、JFAのディスクを投げると、みんな右に曲がってしまいます。
そんな経緯もあり、今回はほんとうによく右に曲がるディスクばかり投げてしまいました。

じつは、NDAのディスクも手配済みで、近日中には届きそうです。
子犬たちもすっかり立派なディスクドッグに成長したことですし、来年は何度か出場できる機会を作りたいと考えています。

『二本柳さん+つばめ』がJFAのJAPAN FINAL(年間王者決定戦)のユースオープンクラスで準優勝!

一昨年誕生した我が家のビスケットの子犬たち、ディスクの大会でそれぞれ活躍しています。

先日のプランにつづき、今度は青森在住の二本柳さん+つばめ(ブラック・♀)が、2023年5月20日に行われたJFA(日本フリスビードッグ協会)のジャパンファイナル(年間王者決定戦)において、ユースオープンクラスで準優勝しました!

1Rトップ通過、1R+2Rでもトップを譲らず、1位で決勝進出するという堂々たる戦いぶりでした。

動画等は公開されていないので、二本柳さんのFBでごらんください♪

フリスビードッグ協会のリザルトのページは下記です。

JAPAN FINAL 2023 RESULT